注文住宅の間取りの決め方8ステップ!                     失敗事例や考え方も紹介

こんにちは!アラセンハウスです。

今回は、注文住宅の間取りの決め方を8つのステップに分けて解説します。


注文住宅を計画する際に、「家族全員が暮らしやすい家にしたいけど、間取りはどのよう             に決めたらいいのか」と悩んでいる人は少なくありません。失敗しない家づくりを実現するためには       部屋数や生活動線、採光や通風などさまざまな角度から検討しなければなりません。



この記事では、理想の間取りを実現する過程で起こりやすい失敗例や対策、チェックしておきたいポイントについても解説します。注文住宅の家づくりでお悩みの人は、ぜひ最後までお読みください。


【この記事でわかること】

●  注文住宅の間取りの決め方8ステップ

●  注文住宅の間取りでよくある失敗事例と対策

● 注文住宅で理想の間取りを考える際のポイント

注文住宅の間取りの決め方8ステップ

ここでは、注文住宅の間取りの決め方を8つのステップに分けて解説します。

  • STEP1.事例を見て理想の家のイメージを持つ
  • STEP2.広さを決めて大まかにゾーニングする
  • STEP3.効率的な生活動線を考える
  • STEP4.必要な部屋数を決める
  • STEP5.収納スペースを設ける
  • STEP6.ドア・窓の位置を検討する
  • STEP7.採光・風通しを確認する
  • STEP8.全体を見ながら調整する

順番に見ていきましょう。

STEP1.事例を見て理想の家のイメージを持つ

理想の間取りといっても、実際には何から手を付けたら良いかわからない人がほとんどです。

まずは、インターネットや建売住宅の折り込みチラシなどの間取り事例を参照しましょう。            インターネット上では、さまざまなハウスメーカーが間取り事例を紹介しています。

事例を参考にしながら家族で意見を出し合い、理想の間取りをイメージしてください。

STEP2.広さを決めて大まかにゾーニングする

次に、家族全員で膨らませた間取りのイメージをもう少し具現化していきます。

土地の方位を踏まえた上で、以下の4つのスペースを大まかにレイアウトする作業を                    「ゾーニング」と呼びます。

  • リビングダイニング(LDK):家族が集うコミュニティゾーン
  • 水回り:浴室やトイレなどの生活必需ゾーン
  • 主寝室・子供部屋:各個人のプライベートゾーン
  • 共用部:通路・階段・バルコニーなど:各ゾーンを連結するパブリックゾーン

土地の方位や大きさに基づいて、「1」から「4」の順番に決めていきましょう。                 番号が若いほど優先順位が高いため、上記の順番でゾーニングすることをおすすめします。

STEP3.効率的な生活動線を考える

ゾーニングが決まったら、次のステップとして生活動線を考えていきましょう。

生活動線で最も大切なことは、キッチンと洗面室、浴室の家事動線を最短距離で効率的に            回遊できるように検討することです。

調理をしながらの洗濯、洗濯後の乾燥などはほぼ毎日のルーティン作業であるため、               効率的な回遊路を検討してください。

また、洗濯後のアイロン掛けする場所・乾燥する場所が、バルコニーか浴室乾燥か、乾燥機かによって      生活動線は変化します。日々の生活スタイルと照らし合わせて計画しましょう。

STEP4.必要な部屋数を決める

ゾーニング・生活動線が決まったら、LDK以外のプライベートゾーンの部屋数を決めていきましょう。       設計士や、メーカーの担当者と一緒に作業していくことをおすすめします。

部屋数を決める際のポイントは、将来を見越して決めることです。将来、独立して不要となる子供部屋の     大きさをしっかり見極めておかなければなりません。 具体的には、以下の3つを検討してみてください

  • 人数分の子供部屋は作らず、一部屋を可動式間仕切りで人数分に分けられるようにする
  • 子供部屋は作らず、LDKにスタディコーナーや書斎を設ける
  • 将来、子供世帯と一緒に暮らす可能性があるか検討する

一般的に、子供が独立した部屋を必要とする期間は、小学校高学年から大学を卒業するまでの          約12年間です。

家に住み続ける期間を考慮すれば、子供部屋が必要ない時間のほうが圧倒的に長いため             子供が独立したときにどうするかを考えて計画することをおすすめします。

また、シニア世代は夫と妻の2人世帯が多くなっていますが、家業を親子世代で営んでいく場合などは       2世帯になることも踏まえておく必要もあるでしょう。

STEP5.収納スペースを設ける

理想的な間取りを実現するためには、十分な収納スペースを設けることが非常に大切です。

収納スペースの確保を怠ると室内にモノがあふれてしまい、暮らしやすい生活空間を実現できません。        収納を検討する際には、以下のポイントを意識しましょう。

  • 廊下・玄関・洗面所・キッチンなど、生活動線に沿って適量の収納を設置する
  • 理想的な収納面積は延床面積の15〜20%である
  • 屋根裏や床下、階段下などのデッドスペースを収納として利用する

収納を計画する際は、生活動線も考慮しましょう。

荷物を車から運んで収納する動線や、帰宅して靴を脱ぐ前に子供の遊具やクラブ活動の道具を収納する      玄関収納などは、設計段階での検討が必要です。

STEP6.ドア・窓の位置を検討する

ドア・窓の位置を計画する際のポイントは、以下の3点です。

  • 隣家や周囲の状況を考慮して十分な明るさを確保できるか
  • 外部からプライバシーは守られているか
  • 室内の音が窓やドアから外に漏れないか

リビングに高窓や開口部の大きな窓を設置することで開放感が生まれますが、隣家に対する           音漏れやマイホームのプライバシーの配慮が必要になります。

音漏れ防止のために開口部の位置を変更したり、プライバシー確保のために窓の一部を型板ガラスに       したりするなどの対策を検討してみてください。

ドアは、セキュリティを高めるために、外構工事のエクステリア計画と連動して計画することが大切です。     設計士と一緒に検討することをおすすめします

STEP7.採光・風通しを確認する

ドア・窓は位置の検討だけでなく、採光・通風も合わせてチェックしておきましょう。

採光や通風が十分でないと、室内は暗く湿気もこもりがちになって快適な暮らしは望めません。          採光・風通しをチェックする際のポイントは、以下の通りです。

  • 採光は窓の高さ・開口部の広さに加えて天窓や高窓も検討する
  • 2つ以上の窓をなるべく対角線上、もしくはそれに近い位置にレイアウトする
  • 採風・採光可能なシャッターを選ぶ

天窓や高窓は、屋根裏を吹き抜けすることで採用できます。その部分の断熱性は若干下がりますが、        高い位置から 光を取り入れると快適さが格段に上がるでしょう。

STEP8.全体を見ながら調整する

最後に、自分の優先順位と照らし合わせて全体を調整しましょう。

ポイントは、最低限叶えたい要望がクリアできているかをチェックすること、その上で余裕があれば       採用したい要望を明確にすることです。

希望条件に優先順位を付けることで調整しやすくなるので、ぜひ実践してみてください。

注文住宅の間取りでよくある失敗事例と対策

ここでは、注文住宅の間取り決めで起こりうる失敗事例と対策について解説します。

  • 生活音・においが隣の部屋まで届く
  • 採光・風通しが不十分である
  • 収納不足や使いにくさが目立つ
  • コンセントが使いやすい位置にない
  • 家具・家電の大きさが合わない

順番に解説していきます。

生活音・においが隣の部屋まで届く

間取りによっては、生活音やにおいが周囲の部屋まで届いてしまうケースがあります。

例えば、キッチンとリビングダイニングが仕切られていないオープンキッチンなどを採用している場合、      音・においが隣の部屋まで広がるケースがあります。また、トイレや浴室などの水まわりが居室と        近い場合もにおいが届いてしまうおそれがあります。 間取り決めの際は、居室の位置を入念に計画し、      換気設備などの導入も 検討しましょう。

採光・風通しが不十分である

注文住宅に実際に住んでみて、採光や風通しが不十分だと感じるケースは多くあります。

そのため、施工会社からアドバイスを受けながら慎重に計画することをおすすめします。             その際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 窓は対角線上に配置して通風を確保する
  • 高窓や天窓を利用して採光を確保する

以上の2点を踏まえて、施工会社と相談してみてください。

収納不足や使いにくさが目立つ

実際に住んでから「収納を多くしておけばよかった」と後悔する人が非常に多く見られます。

収納に関する問題においては、以下のポイントを意識しましょう。

  • 収納スペースは延床面積の15〜20%を目安にする
  • 収納スペースは各部屋に最低1箇所設ける
  • 生活動線・家事動線に合わせて収納をレイアウトする

収納が多い洗面所や寝室などに広い収納を設けるだけでなく、                         不要と思われるスペースにも適度に設けましょう。

コンセントが使いやすい位置にない

現代は、さまざまな電化製品のおかげで快適な暮らしが実現できています。                   そのため、家具や家電でコンセントが隠れてしまうと、途端に生活しづらくなります。

コンセントで失敗しないために押さえておきたいポイントは、以下の2点です。

  • 家電が使用しやすい高さにコンセントを設置する
  • コンセントの数は各部屋の標準+1箇所を意識する

コンセントは、間取りの設計段階で必要ないと思った箇所でも、ライフスタイルの変化によって後から      必要になるケースがあります。そのため、設計時に所有している電化製品に合わせすぎず、長期的な視野で    判断することが重要です。

家具・家電の大きさが合わない

間取りに合った寸法を考慮せずに購入した結果、家具・家電の大きさが合わなくなってしまった         失敗事例もあります。

大きさで後悔しがちな家具・家電は、主に以下が挙げられます。

  • ソファベット
  • ガラステーブルやダイニングテーブル
  • 食器棚
  • 大型液晶テレビ
  • 大型冷蔵庫

対策として、以下の3点を押さえておきましょう。

  • すでに所有していて新居でも使用する家具・家電は事前に採寸しておく
  • 建物の天井高や家具・家電をレイアウトする場所の寸法を把握しておく
  • 新たに購入する家具・家電は必要最低限に抑える

事前に採寸し、ある程度の大きさを把握しておくことが失敗しないコツです。

注文住宅で理想の間取りを考える際のポイント

ここでは、注文住宅で理想の間取りを考える際のポイントについて解説します。

  • 優先順位を付ける
  • 土地の特性を生かした間取りにする
  • コンパクトな生活動線を意識する
  • 施工事例を見ておしゃれなアイデアを取り入れる
  • 疑問点・不明点は建築会社に相談する

順番にみていきましょう。

優先順位を付ける

間取りを考える際は、あれこれ考えて迷ってしまうことを避けるために、優先順位を付けることをおすすめします。優先順位を付ける際に押さえておくべきポイントは、以下の通りです。

ポイント詳細
使用頻度水まわりやキッチンなど、毎日使用する場所や部位を優先する
使用年数主寝室は長い間使うが、子供部屋は10年程度であるため主寝室を優先する
実現したい要素どうしても実現したい趣味の部屋も設置する

最終的には絶対譲れない要素を3つ程度決めた上で、予算・スペースに余裕があったらプラスしていく       イメージで家づくりを進めることをおすすめします。

土地の特性を生かした間取りにする

間取りで失敗しないためにも、土地の特性をしっかり把握しましょう。                     最低限把握しておきたい土地の特性は、以下の通りです。

特性ポイント
土地の方位採光
土地の高さ採光
通風
接道接道している距離
接道している道路の幅員・状況
土地の形状長方形
正方形
不整形
隣家・周囲の状況隣家との距離
窓・開口部の位置

以上の点を踏まえた上で、設計士や業者と間取りを計画しましょう。計画前に、なるべく地盤調査などの     現地調査を専門業者に依頼することをおすすめします。

コンパクトな生活動線を意識する

快適な暮らしを実現するためには、生活動線を意識した間取りにすることが大切です。              生活動線は、優先順位を付けて考えると計画しやすくなります。

生活動線を考える際の優先順位は、主に以下の通りです。

全てを網羅できない場合は、「1」から「4」の優先順位で間取りを検討してみてください。

優先順位ポイントポイント
1   家事動線水回りとキッチンの回収  洗濯機と感想スペースの  動線を意識
2   衛生動線洗面所・トイレ・浴室への アクセスおよび音・においに配慮
3   帰宅動線帰宅した人が一度は     リビングを通る      間取りづくり
4   来客動線来客時の         プライバシーの配慮

施工事例を見ておしゃれなアイデアを取り入れる

住宅メーカーの施工事例から自分好みのアイデアをピックアップして、                     間取り計画に取り入れてみましょう。

例えば、リビング階段は室内に開放感をもたらすだけでなく、                         家族のコミュニケーションアップにもつながります。

対面型キッチンとしてアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは見た目がおしゃれな上に、          調理しながら家族や来客とコミュニケーションが取れます。

さらに、書斎やワークスペースもテレワークだけでなく、子供の学習スペースや                副業のワーキングスペースとしても機能するのでおすすめです。

疑問点・不明点は建築会社に相談する

マイホームを計画する際に、多くの疑問点や不明点が生じるのは当然です。初めてのマイホームであれば、     なおさら何から手を付けたら良いかわからない人も少なくありません。

家づくりでは、わからないことがあったら必ず建築会社や設計士に相談し、                      問題を解決してから計画を進めてください。

注文住宅の間取りの決め方に関するよくある質問

ここでは、注文住宅の間取りを決める際によくある質問に回答します。

  • 注文住宅の間取りは最終決定までどれくらいかかる?
  • 注文住宅の間取りをシミュレーションする方法はある?
  • 小さな土地でも広さを感じられる間取りを実現するコツは?

疑問の解消にお役立てください

注文住宅の間取りは最終決定までどれくらいかかる?

間取りを決める期間は人それぞれですが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 情報収集及び予算・業者選定:約3ヶ月
  • 間取り・仕様の決定:約3ヶ月

最終的な間取り決定まで、約半年を目安として考えましょう。

注文住宅の間取りをシミュレーションする方法はある?

現代では、多くの住宅メーカーがWebサイトで間取りシミュレーションを公開しています。

平屋や3LDK、延床面積、こだわり設備など自分好みの項目を選んで絞り込むと、                 条件に見合った間取りを提示してくれます。

詳しくは、依頼する住宅メーカーのWebサイトを参考にしてみてください。

小さな土地でも広さを感じられる間取りを実現するコツは?

面積の小さい部屋を大きく見せるコツは、室内の空間が広く見えるアイテムを採用することです。         空間を広く感じられる便利アイテムは以下の通りです。

  • スケルトン階段
  • スキップフロア
  • 吹き抜け
  • トップライト

以上のアイテムを利用するほか、根本的に天井高を高くすることもおすすめです。

注文住宅の間取りの決め方で悩んだら建築会社に相談しよう

アラセンハウスは、「バリュープライス住宅」で“お客様の創造を超える家づくり”を提案しています。       家づくりは人生に数回しかないからこそ、アラセンハウスはプロセスとわかりやすさを大切にしています。

家づくりの専門スタッフがライフスタイルに応じたプランを提案するだけではなく、               土地や資金計画のことまで丁寧に対応します。価格以上に価値ある家に住みたい方は、                  ぜひ一度お近くのモデルハウスにお立ち寄りください。

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