耐震等級3・住宅性能

建築基準法を超える最高等級の耐震性で安心。

アラセンハウスは全棟標準搭載

「耐震等級3」は、最高等級・建築基準法の1.5倍の耐震性

建築基準法   アラセンハウスの
標準仕様
数百年に一度程度の震度6強~7の大地震でも倒壊しない
数十年に一度発生する震度5程度の地震で損傷しない
耐震等級1の1.25倍の力の地震でも倒壊・損傷しない
災害時の避難所と同等の耐震性を持つ
耐震等級1の1.5倍の力の地震でも倒壊・損傷しない
消防署や警察署などと同等の耐震性を持つ

01.基礎

当社では、基礎の耐震性も重視しています。基礎は、建物部分と地面を繋いでおり、建物を支える重要な部分です。基礎の耐震性が劣っている場合、建物部分の耐震性が十分な強さであっても建物は壊れてしまうでしょう。

基礎の補強鉄筋 D13@200

耐震等級1

建物の荷重がかかりすぎると基礎がたわみやすい。

どの設計プランでも最低限の鉄筋の太さ、間隔があれば建築できるので、地震に対して十分な強度の基礎とは限りません。

耐震等級3

建物の荷重や柱の位置に応じて適切な補強を行います。

建物の荷重や地反力、部屋の大きさ、柱の位置などを考慮した上で鉄筋の太さ、間隔を決定します。そうすることで、たわみにくく揺れに強い基礎ができます。

02.床・屋根

当社では床と屋根の耐震性も重視しています。例えば、吹き抜けなどを設けて2階の床の強度が不足している場合、地震の際に床が大きく変形するおそれがあります。
なぜなら、床や屋根などの水平面には、地震のときに特に大きな力が加わり、2階の床はその力を壁に逃がす役割を持っているからです。

床に必要な強度吹き抜け・屋根部分に火打ちの設置

耐震等級1

強度が不足していると床が変形しやすい。

何らかの基準で、床に必要な強度を計算しているわけではありません。

耐震等級3

火打ちで補強することでたわみにくく、揺れにくくなる。

床に必要な強度を計算して、火打ちや釘の量を増やします。

03.柱・梁の接合部

当社では、柱や梁の接合部の耐震性も高めています。壁、床、屋根の強度を高めるために、柱や梁の接合部を金物で補強します。
耐震等級によって必要となる接合部分の強度は異なります。そのため、各耐震等級に必要な強度を算出したあと、それに対応した分の金物を配置します。

柱の接合部耐震等級ごとに柱接合部の必要強度を算出して適正な強度の金物を配置する

耐震等級1

床や屋根に必要な強さを考慮せずに短ざく金物や羽子板ボルトで補強すると、柱が揺れやすくなります。

耐震等級3

例:ホールダウン金物 15KN用
15KNで短ざく金物の2倍の強度があります。

床や屋根の外周部分と梁の接合部に必要な強度を算出して、必要な接合部には強度の高い金物を使用する

04.壁

建物の耐震性を高めるために最も重視すべき部分が、筋違いの耐力壁の量です。
耐震等級1と耐震等級3では、必要な耐力壁の量が大きく異なります。各耐震等級で必要となる耐力壁の量の例は以下の図の通りです。

必要耐力壁の量筋違い 1.5倍
壁のバランスどの耐震等級でも、壁の配置のバランスが良いことを確認する

耐震等級1

各階の床面積に耐震等級1で定められた壁量係数を掛けることで、必要な耐力壁量が決定
※重い屋根の場合は壁量係数が異なるため、耐力壁量も異なる

耐震等級3

各階床面積に耐震等級3での壁量係数を掛けたものに、各フロアの面積比を考慮した上で、必要な耐力壁量が決定する
耐震等級3での壁量係数は耐震等級1のものより大きい
※多雪区域の場合は積雪量に応じた壁量係数が適用される

05.梁

梁にも強度や大きさが重視されます。なぜなら、梁には人間や家具の重さだけではなく、太陽光パネルや屋根に積もった雪などの荷重がかかるからです。耐震等級1では梁の大きさに関する
規定はないものの、耐震等級3では梁の大きさも定められています。

梁を強くする

耐震等級1

梁の大きさに具体的な規定がなく、地震の際に揺れやすい構造のものもあります。

耐震等級3

人や家具、積雪、建物自重など、梁1本にかかる荷重を考慮した上で梁の大きさを決定するため、揺れに強くなります。

住宅性能は「省令準耐火」が標準仕様

省令準耐火とは?

  1. 隣家などから火をもらわない
  2. 火災が発生しても部屋から火を出さない
  3. 万が一部屋から火が出ても延焼を遅らせる

という3つの考えに基づいた対策が施され、万が一の火災時にも避難時間を十分に確保できる性能を持っていると公的に認められた構造です。

火災保険料の料率の違い

火災保険料の料率の違い

火災保険の試算例

省令準耐火にすることで火災保険の支払の優遇があります。 初期費用はかかりますが、その後の支払額は通常より大幅に安くすることができます。この火災保険料の違いがあることを知ったうえで工法選択をするのが望ましいでしょう。

火災保険の試算例

住宅性能表示制度

住宅性能表示制度とは国土交通大臣の登録住宅性能評価機関が、法律に基づき住宅の性能を客観的に等級で評価し、良質な住宅を安心して建てるためにつくられた制度です。

住宅性能表示 等級(数値) 評価内容
耐震等級(仕様)

等級3

※当社基準による

構造躯体の倒壊等防止:数100年に1度発生する震度6~7に耐えるつくりです。建築基準法の範囲内です。

構造躯体の損傷等防止:数10年に1度発生する震度5強以下(関東では30年以内に100%の確率で震度6~7、熊本では高くても26%~6%以下の確率で発生)で著しい損傷をしないつくりです。

  • 基礎立ち上がり:400㎜以上、鉄筋D13@200
  • 耐久壁:建築基準法より1.5倍以上(構造計算時での入力、重たい屋根にて算定)
  • 2階床:構造用合板t28、4周N75@150以内釘打ち
  • 野地板:構造用合板t12、垂木364m、N50@150以内釘打ち、1寸勾配
耐風等級

等級2

極めてまれに(500年に1度)発生する暴風による力に対して倒壊・崩壊せず、まれに(50年1度)発生する暴風による力に対して損傷を生じない程度です。建築基準法の範囲内です。

一次エネルギー
等級

等級5

冷暖房や給湯などの設備機器も含めた、建物全体の省エネルギー性能を評価する基準です。

  • 平均846MJ/㎡・年<870MJ/㎡・年(低炭素基準)
  • 地域区分:熊本6地域
  • 年間日射地域区分:熊本A4区分(年間日射量の多い地域)
  • 単位温度差あたりの外皮熱損失量(q):219.8W/K
  • 単位日射強度あたりの冷房期日射熱取得量(mC値):7.13W(W/㎡)
  • 単位日射強度あたりの暖房期日射熱取得量(mH値):11.49W(W/㎡)
  • 換気回数:0.5回/h ●熱源:オール電化
  • 給水管:ヘッダー方式 ●浴槽:高断熱浴槽
  • 照明:LED照明、白熱電球使用不可、非居室に人感センサー設置

一次エネルギー等級

断熱等性能等級

等級4

断熱性能を示す数値としてUA値(外皮平均熱貫流値)があります。この値が小さいほど断熱性能が高いことになります。アラセンハウスでは0.56以下W/㎡となり、東北地域の0.75W/㎡より下回っています。

断熱等性能等級

  • 外皮平均熱貫流値(UA値)平均0.68W/㎡(設計値)<0.87W/㎡・K(等級4基準値)
  • 冷暖房機の平均日射取得率(ηAS)平均2.3%(設計値)<2.8%(等級4基準値)
  • 壁/天井:高性能グラスウール(壁t100)(天井t155)/10K
  • 床/押出法ポリスチレンフォーム(t50)
  • サッシ/Low-Eペアガラス(樹脂製サッシ)
低炭素住宅

低炭素建築物とは、二酸化炭素の排出を抑制するための基準を満たした建築物です。

  • 節水型トイレ
  • 木造住宅
  • 一次エネルギー等級5
  • 断熱性能等級4
  • HEMS
C値 (気密性能値)

1.0(㎠/㎡)

※目安となります

C値(相当隙間面積)とは、家の延床面積に対する「隙間」の割合を示す数値です。この値がゼロに近いほど建物の隙間が少なく、気密性能が優れていることになります。北海道や東北地方では気密性能に対する要求が高く、これらの地域ではC値2.0㎠/㎡以下が気密住宅とされています。アラセンハウスのC値平均は1.0㎠/㎡となり、寒冷地の基準を上回る数値が機密性能の高さを証明しています。

感知警報装置
設置等級

等級2

火災早期の感知のしやすさ、すべての台所及び居室で発生した火災を早期に感知するための装置設置等級(これとは別に住宅火災報知機の設置義務がある)です。この等級は主にマンションに適用する等級となります。等級4にするためにはRC造でない限り不可能です。

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